メンテナンス【最上級①】
メンテナンスは単に損切りや広告費を抑えることだけではありません。
確かに広告費を抑えることは大事なことですが
同時に売り上げも伸ばしていかなければいけません。
キーワードの表示回数が増えない
あまりニッチなキーワードすぎると
検索ボリュームが低くなるので広告の表示回数は少なくなってしまいます。
しかし、ニッチではない
商品に近いキーワード(ニキビ洗顔、口臭サプリなど)でも
表示回数が少なく出てしまうことがあります。
表示回数が少なくなる主な原因は、入札単価が低いことが考えられます。
商品に近いキーワードである「ニキビ洗顔」や「口臭サプリ」などのキーワードは
もともとの検索ボリュームが大きいですが、誰でも考え付くキーワードでもあるので
当然ライバルは多く、入札単価は高騰しやすいです。
なので、あまりにもライバルが多いキーワードは
入札単価を200円や300円、1000円にしないと上位表示できないこともあります。
それでもライバルが減らないのは、
入札単価を高めに設定していても利益が出せているからです。
広告文やサイトのつくりが悪い状態で
高めの入札単価を設定しても大赤字になります。
検索ボリュームの多いキーワードで表示回数が出ないならば
単純に入札単価が低いということになるので、
予算があれば単価を少しずつ上げながら様子を見るようにしてください。
キーワードの入札単価調整
始めに設定した入札単価で
いきなり良い結果になることは少ないです。
仮に利益が出たとしても
それが最大の利益かどうかは分からないので
最大の利益を求めるためにも入札単価を調整していく必要があります。
キーワードの入札単価というのは
品質スコアの数値によって実際の入札単価が変わってきます。
(例)入札単価100円、品質スコア10の場合
実際の平均クリック単価は60~80円ぐらい。
品質スコアが高ければ
設定している入札単価より安く入札されたり、
入札単価を多少低くしても上位表示を維持することができます。
逆に品質スコアが低い場合は
設定した入札単価に近い単価になりますし、
上位表示もしにくくなります。
入札単価を調整する際は「インプレッションシェア」を見て調整してみてください。
急に入札単価を上げすぎると利益が見込めていないのに広告費だけが高騰したり、
低くしすぎるとまったく表示されなくなってしまいます。
目安として調整は1日1回、10円ごとに上げ下げするようにしてください。
フレーズ一致・部分一致キーワードの仕分け
フレーズ一致や部分一致は
自分が設定しているキーワード以外も拾ってくることがあります。
実際どのようなキーワードを拾ったかは
「キーワード」の「検索語句」から見ることができます。
最初にある程度除外キーワードを設定していても
キーワードは世の中に山ほどあるので予想外のものも混ざっています。
なので、フレーズ一致や部分一致で拾ってきたキーワードに
購買意欲の低いキーワードがあったら、即除外してください。
チェックを入れて「キーワードを除外」で簡単にできます。
これはできるなら毎日チェックしておいた方が
無駄な広告費を垂れ流さずに済みます。
※たまに期間指定を「全期間」で見てみると見落としていたキーワードが出てきたりします。
除外するとき、「○○ 問い合わせ」みたいに
どのキーワードと組み合わせても購買意欲の低いキーワードになりそうなものは
フレーズ一致でも除外設定するようにしてください。
(例)検索語句「○○ 副作用」を発見
⇒「副作用」はどのキーワードと組み合わせても不要なキーワード
⇒「副作用」をフレーズ一致で除外設定
⇒「○○ 副作用」のキーワードは今後拾わなくなる
最初からすべて無駄なキーワードを防ぐことはできませんので
日々、検索語句をチェックするようにしましょう。
逆に検索語句の中に使えそうなキーワードが混ざっていることがあります。
フレーズ一致や部分一致は
自分が考え付かないキーワードを拾ってくれるメリットもありますので
この場合は、そのキーワードの追加をして単価調整をしていきましょう。
メンテナンスについては以上です。
ガチガチに配信制限をかけて
無駄クリックを極力減らすというのは非常に大切です。
しかし、メンテナンスをし過ぎても
広告の露出を減らすことにもつながります。
制限するだけでは発展しないので
日々のメンテナンスに売り上げを伸ばすための調整も加えていきましょう。