キーワードの考え方

    キーワードには大きく分けて3種類あります。

     

    ・ビッグキーワード
    一般的に認知されていて検索数が多いキーワード。
    (例:ニキビケア、育毛剤、ダイエット、口臭、シャンプーなど)

     

    ・関連キーワード
    商品に関係のあるキーワードのこと。
    (例:ニキビ洗顔、クレンズダイエット、口臭サプリなど)

     

    ・ずらしキーワード
    商品には関連するが、商品から遠いキーワードのこと。
    (例:ニキビ改善、痩せるには、口臭を消す方法など)

     

    ビッグキーワードは商品に近い分、検索数がかなり多く
    検索してくるユーザーの思考にもかなりバラつきがあるので
    購入に繋げることがかなり難しいです。

    しかも出稿しているほとんどが個人アフィリエイターではなく
    事業レベルで取り組んでいるアフィリエイターがほとんどなので
    自分の広告を上位表示させるのにもかなりのコストがかかってしまいます。

     

    ビッグキーワードは上級者向けなので
    初めのうちは関連キーワードやずらしキーワードで攻めるようにしましょう。

     

    自分が検索する側になって考えてみる

    検索して商品を購入する流れというのは基本的に以下のような流れになります。

     

    1.検索(悩み・疑問)
    2.求めているものがここにある事を伝える(広告)
    3.疑問の解決、目的の達成方法を提示(サイト)
    4.公式サイトで申し込み

     

    このような購入までの導線が綺麗に整備できていると
    ユーザーは購入という行動を起こしやすくなり、成果に繋げることができます。

     

    その前提にあるのは検索するユーザーが
    どういう意図をもってそのキーワードで検索してきているかです。

     

    ・商品名で検索→商品の事が知りたい
    ・悩みの検索→悩みを解決する方法が知りたい
    ・お店の名前を検索→お店の情報が知りたい、場所が知りたい

     

    このように検索するという行動には「目的」があります。

    特に目的がなければ、ネットで検索して調べるという行動にはなりません。

     

    なのでキーワードを考えるときは、
    ユーザーがそのキーワードを使って検索したときどういう目的なのか、
    そしてその目的をサイト内で解決・達成させてあげられるかどうかを考えてみてください。

    もし解決できそうにないなら
    コストを抑えるためにもそのキーワードは使わない方が良いです。

     

    キーワードの運用タイプ

    キーワードの設定には以下の運用タイプがあります。

     

    ・完全一致
    https://support.google.com/google-ads/answer/2497825

    完全に一致する語句での検索以外は広告が表示されないので
    余計なアクセスを集めずに済むが大量のアクセスを集めることは難しい。

    広告費をあまり使えないのであれば
    完全一致で設定するのが最もリスクが小さくておすすめです。

     

    ・フレーズ一致

    https://support.google.com/google-ads/answer/2497584

    自分で指定したキーワードを必ず含む検索結果のみの表示なので
    完全一致より幅広くキーワードが拾えるが、うまく除外設定をしないと
    余計なキーワードも拾ってきてしまうので注意が必要。

     

    ・部分一致
    https://support.google.com/google-ads/answer/2497828

    指定したキーワードの一部を含み、
    関連性があるとアルゴリズムで判断されたキーワードでの検索結果全てに広告を表示されるので
    望んでいないキーワードで広告表示がされることが多くコントロールするのが非常に難しい。

     

    幅広いキーワードにも対応しているが、
    アクセスを集めすぎて広告費の消化スピードが早くなってしまうので
    資金が無くて経験の浅いうちは絶対に使わないようにしてください。

     

    慣れてきたら、自分自身でキーワードが見つけられないというときに部分一致を使うと
    思いもよらないキーワードが見つかることもあるので使えることもあります。
    (ただし広告費に余裕がある場合に限る)

     

    除外設定(フレーズ一致・部分一致を使う場合)

    フレーズ一致や部分一致を使うと
    購入されそうにない検索キーワードでも広告が表示されてしまいます。

    なので、フレーズ一致や部分一致を使う際には
    以下のキーワードは必ず除外してください。

     

    ・商標、商品名
    ・会社名

     

    ASPの案件の提携情報に記載されているのですが
    商品名や会社名などはリスティングが禁止されています。

     

    完全一致なら気にする必要はないですが、
    フレーズ一致や部分一致だと気付かないうちに自分の広告が表示されていることがあります。

    そのまま気づかず広告が流れていて、
    それを見つけた広告主やライバルのアフィリエイターなどがASPに通報してしまうと
    違反とみなされてせっかく売れていた成果も全て却下されてしまいます。

     

    複合キーワードでの出稿も禁止されているので、
    除外設定する時は必ず「フレーズ一致での除外」をするようにしましょう。

     

    購買意欲の低いキーワード

    検索するすべてのユーザーに購買意欲があるわけではありません。

    商品名や会社名の他にも
    以下のようなネガティブキーワードは購入に繋げることが難しいので
    最初からフレーズ一致での除外設定をしておくことがおすすめです。

     

    ・返金
    ・解約
    ・クレーム
    ・詐欺
    ・悪質
    ・怪しい
    ・危険
    ・停止
    ・退会

    などなど…

     

    その他にも、
    成果地点はネットでの購入になるので「電話」は成果に繋がらないですし
    連絡先」や「お問い合わせ」「株式会社」も不要です。

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