ずらしキーワードの考え方【上級②】
キーワードの戦略にはビッグキーワードや関連キーワードの他に
「ずらしキーワード」というものがあります。
ずらしキーワードというのは、
商品に関係はしているが、商品からは遠いキーワードのことを言います。
例えば商品が「ニキビの洗顔料」の場合はこのようになります。
ビッグキーワード:ニキビ
関連キーワード:ニキビ洗顔料
ずらしキーワード:ニキビを治す方法
ずらしキーワードを考えるときはまず購入者の気持ちになって
「その商品を使う理由は?」
「その商品を使ってどうなりたい?」
ということを考えます。
売りたい商品は「ニキビの洗顔料」なので
もちろん使う目的は「ニキビを治したい」からです。
次に考えるのは、ニキビを治したい人は
「どうやったら治すことができるのか?」
「治すには何が一番良いのか?」
という疑問を解決するために検索をしてきます。
なので、ニキビを治したい人は
「ニキビの治し方」を調べるためにこのように検索してきます。
・ニキビ 治し方
・ニキビ 改善
・ニキビ 原因
・ニキビ 赤み 抑える方法
などなど
まだこの段階ではニキビを治す方法として
売りたい商品である「洗顔料」を選択するという考えには至っていないけど、
誘導次第では購入に繋げることができそうなキーワードのことをずらしキーワードと言います。
つまり、「ニキビの治し方」で検索した結果、
自分のサイト内で美容皮膚科でもなく食生活の改善でもなく
「ニキビの洗顔料」を選択させることができれば商品の購入に繋げられるということです。
ずらしキーワードで検索するユーザーはまだ方法を定めていないので、
「ニキビの洗顔料」を最初から検索してくるユーザーよりも購買意欲は低く、
誘導の仕方が悪いと購入に繋げることは難しいです。
ですが、関連キーワードより
幅広くユーザーに広告を表示することができるし、
ずらしキーワードの扱いは難しいのでライバルが少ない市場にもなります。
関連キーワードより難易度は上がり、
検索数が多いため検証するのにも広告費が増えてしまいますが、
最終的にライバルの少ないブルーオーシャンの市場を独占できる可能性も秘めているので
関連キーワードで成果が上がり始めたら少しずつ参入していきましょう。
ずらしキーワードの参考例
ここまで説明してきたキーワードのずらし方以外にも
別の角度からずらす方法がいくつかあります。
検索するユーザーを意識してこちらの例を参考にしてください。
参考例①
【商品名】
PG2ピュアエッセンス https://www.pg2-p.jp/lp/pe42/
【ずらしキーワード例】
「プロテオグリカン」「プロテオグリカン原液」などの特殊な成分名
【ユーザーが検索する理由】
美肌効果のあるプロテオグリカンについて検索。
特殊な成分名から商品に誘導することも可能。
参考例②
【商品名】
ブレッシュ https://www.bizento.com/lp
【ずらしキーワード例】
「フレピュア」「ブレスマイル」など他社商品の商標
【ユーザーが検索する理由】
売りたい商品に限らず、ブレッシュを検索しようとする人は
他の口臭サプリに対しての知識がないので調べようとする。
※最終的にブレッシュを売ることになるが、
それまでの説明で他社商品のイメージを悪くするような表現をすると
他社商品の広告主からクレームが来ることもあるので表現には注意。
参考例③
【商品名】
moomo(ムーモ) https://shizen-labo.jp/lp/5WLS/
【ずらしキーワード例】
「菊地亜美 除毛」などの芸能人名を含むキーワード
【ユーザーが検索する理由】
菊地亜美さんが除毛したことをSNSで発信していると
気になったユーザーが検索してくることもある。
商品のイメージキャラクターである芸能人の名前は割と使える。
※案件によっては芸能人名の使用が禁止されている場合もあるので注意が必要。
参考例④
【商品名】
WOWOW https://www.wowow.co.jp/
【ずらしキーワード例】
「錦織圭 試合中継」スポーツ選手名
「タイタニック 映画」映画名やドラマ名
【ユーザーが検索する理由】
試合や映画を見る方法を探しているので検索される。