広告表示オプションの考え方【最上級①】

Google広告には「広告表示オプション」という機能があります。

広告表示オプションというのは
広告文作成時に設定する見出しや説明文以外にも
情報を表示させることのできる機能です。

　

広告表示オプションを使うと広告の情報量が増えますが、
常に表示されるわけではありません。

　

しかし、広告表示オプションが表示されれば
自分の広告のスペースを大きくすることができるので
他の広告よりも目立たせることができます。

目立たせることができればクリック率も上がるので
常に表示されないとはいえ必ず設定するようにしましょう。

　

広告表示オプションの種類は多数あるのですが、
使用するのは上の３つだけ十分です。

　

サイトリンク表示オプション

サイトリンク表示オプションというのは
広告文の下に表示されるリンク付きのテキストのことを言います。
（以下サイトリンクと記載）

最大４つまで表示することができて
リンクの遷移先をそれぞれ違うページに設定することもできます。

　

設定画面がこちらになります。

説明文は推奨になっていますが、
ほとんど表示されることはありませんので入力しなくてもいいです。

　

なので、入力するのは

・サイトリンクのテキスト
・最終ページURL

この２つだけで大丈夫です。

　

テキストには「口コミ・効果・類似商品」などを入れて
それぞれの専用ページを作っておけばより幅広いユーザーにも
訴求することができるのですが、そこまでする必要はありません。

　

基本的にテキストには
「クリックしたらページがありそうなワード」で大丈夫です。

　

例えば、

「ニキビの治し方」→ニキビの治し方が載ってそう
「お得なプラン」→お得なプランが載ってそう
「ランキング一覧」→ランキングが載ってそう

このようなイメージです。

最低でも２つは作成しましょう。

　

また、ページもサイトリンクの数だけ用意する必要はなく、
４つとも同じリンク先で問題はありません。

ただ、リンクが被っていると表示されなくなってしまいますので
２つ目以降の設定をする際は必ずURLの後ろに「/#2」や「/#3」などを付け足してください。

遷移先は同じで、別URLと判断されます。

サイトリンク１　https://○○.com/○○
サイトリンク２　https://○○.com/○○/#2
サイトリンク３　https://○○.com/○○/#3
サイトリンク３　https://○○.com/○○/#4

サイトリンクをクリックされた場合でも
広告費はかかってしまうので適当な文章は入れないようにしましょう。

　

コールアウト表示オプション

コールアウト表示オプションというのは
広告文の下に「・」区切りに表示されるテキストのことを言います。
（以下コールアウトと記載）

　

見て分かるように、
コールアウトで広告文の情報量をかなり増やすことができます。

設定画面がこちらになります。

　

コールアウトの使い方でいうと
例えば、広告文では未来をイメージさせる文章で
コールアウトにはお得な情報を入れておくなどです。

「○％OFF」「○日間返金保証付き」「○○をプレゼント」「満足度○％」

最低でも４つは作成しましょう。

　

そして、入力する内容は広告文と被らない文言にしましょう。

広告見出しや説明文に記載していることをコールアウトで書く必要はないので
広告文に入りきらなかった検索ユーザーに必要な情報を入力するようにしましょう。

　

構造化スニペット

構造化スニペットというのは
広告文の下に「ヘッダーのタイプ」と一緒に表示されるテキストのことを言います。

　

構造化スニペットだけは他の広告表示オプションに比べて審査が厳しく、
ヘッダーのタイプと内容が合っていないと不承認になってしまいます。

なぜ不承認になったのかGoogleの担当者にも聞いても、
あまりよく分かっていないような返事でした。

なので、優先順位としては後回しで大丈夫です。

　

ヘッダーのタイプは多数あるのですが、
「スタイル」か「タイプ」どちらかを使用してください。

それ以外は不承認になる確率が高いです。

　

とはいえ、スタイルやタイプを選択しても
不承認になることはあります。

　

どちらのヘッダーのタイプにも言えることですが、
値の中に以下の文言が入っていると不承認になりますので注意してください。

・句読点と記号（「、。・」「！？」）
・セールス表現（「送料無料」「セール」）

　

基本的にタイプもスタイルも
考え方は「バリエーション」と思っていてください。

設定する値は最低でも３つ必要なのですが
２つの値が関連していても、１つの値が他の２つと関連していないと不承認になってしまいます。

【NG例】シャンプー、リンス、美髪

なので設定する値は全て関連性を持たせるようにしてください。

　

過去に審査に通った構造化スニペットを載せておきますので参考にしてください。
（スタイルとタイプが分かれていますが、特に意味はありません。）

スタイル: ヒップ、くびれ、美脚
スタイル: スマホケース、スマホ充電器、ストラップ
スタイル: 本格ブラシ、ミネラルファンデーション、フェースパウダー
タイプ: 桐葉エキス、ワイルドタイムエキス、ヤグルマギクエキス
タイプ: リンゴ果実培養細胞エキス、マタタビ抽出液、甘草エキス
タイプ: ドレス、スーツ、靴、インナー

　

広告表示オプションについては以上になります。

補助的な役割をもつ広告表示オプションですが、
広告文では入りきらなかった情報も入れることができるので
ユーザーの反応も良くなります。

　

広告表示オプションが表示されれば
単純に広告の面積も広くなって自分の広告が目立つので
必ず設定するようにしましょう。